フィリピン滞在の愚痴

私は今フィリピンという南の方にある国にいる。ありていに言えば中〜長期移住、というか滞在。
周りには割とガチでフィリピーナとチョメチョメしに行ったと思われていたりしながらもそこそこ元気にやっています。

ここにきてもう3ヶ月になるので、この3ヶ月間で思ったことをただ書きなぐる。
誰もが行きたい!と思うような場所ではないが、日本とは全く違う体験が味わえるので、物好きな人は行ってみるといい。

愚痴ばかりで悪いところしか取り上げてないけど、この際全てを吐き出させてほしい。
写真もろくなものが無かったため文字だけのクソ読みづらい記事になっている。

飛行機

成田国際空港からニノイ・アキノ国際空港(マニラ国際空港)までの午前中の便に乗った。だいたい昼過ぎぐらいに着く。
割とギリギリで予約したので日本のキャリアではなくフィリピン航空(PAL)に乗ることに。PALは日本でいうJALみたいな位置付け。
そのためか、この国は割と仕事が雑な人が多い中、機内のサービスは結構良かった。

機内食は確かポークとチキンで、チキンの方は照り焼きらしい。
飛行機の機内食にまで日本を求めるのはなんというか悔しかったからポークにしたけど、隣のフィリピン人が照り焼きを食べているのを見て少しだけ羨ましくなった。

空港

飛行機を降り、入国手続きを済ませて手荷物ターンテーブルで自分の荷物が流れてくるのを待つ。
自分の荷物は機内持ち込みのリュックサックと預け入れのスーツケース一つ。

このニノイ・アキノ空港、少し前まで世界的にかなり評判の悪い空港の一つだったらしく、着陸してからいつまでたってもターンテーブルに荷物が流れてこない上に何のアナウンスも無いのはまだまだ序の口、X線検査時に実弾を紛れ込ませて口止め料を恐喝していた奴もいたらしく、噂で聞くだけでも結構ヤバい。
最近は少しマシになっているみたいだが、私の場合も荷物が中々流れてこなかった。多分1時間以上は待たされた。
他の便の乗客もいて人でごった返しているターンテーブル場では、休憩を取ることもできず重いリュックを背負いながらかなり体力を消耗した。

ようやく荷物をゲットした後は携帯のSIMを購入。ターンテーブル場を出るとすぐに各キャリアのプリペイドSIMスタンドが見える。みんな大体ここで買っているみたい。
フィリピンの主要な携帯キャリアはGLOBEとSMARTの2つ。この国では大体のところでLTEが使えるが3Gしか使えない所もあるし、最悪2Gの場所もある。
GLOBEはより広いLTE通信網を持っているが、LTEの速度はSMARTの方が速い、らしい。

空港のSIMスタンドでは航空券を見せるとSIMが無料でもらえる。これだけでは何もできないので、これにお金をチャージ(LOAD)してプランを買う・・・のだがこれも空港のスタンドでは何のプランが欲しいのかを言えば全部勝手にやってくれる。
GLOBEのスタンドに行って、30日間有効な8GBのプランを買った。999ペソなので日本円で大体2000円。うーん、こんなもんなのか?

無事これでネットに繋がるようになったので、あらかじめ予約していた民泊に向かう。
空港にはタクシー乗り場があるが、こっちも正直あまり評判は良くない。
ぼったくられるだけならまだ良いのだが、一応大荷物での移動で普通の白タクを使うのは忍びないので、Grabという配車サービスを使った。

GrabとはほとんどUberのようなものと思えばいい。東南アジア地域ではUberよりもこっちの方が有名らしい。というかUberがGrabを買収したなんて話もあるので実質Uberだ。
こういった配車サービスを使ったことは無かったが、車内は普通に綺麗だし、ドライバーもいい感じの人が多い。
アプリ内で先にクレジットカード決済してしまえばドライバーとお金のやり取りをしなくて済むのもすごくいい。
フィリピンにおける主な移動手段はトライシクル、ジプニー、タクシーがあるが実は今のところこれらにはまだ一度も乗っていない。

Grabのピックアップポイントがわからなくて少しだけトラブったが、この日は夕方に無事目的地に到着して一息つけた。

街並み

街並みは大体の人が想像する東南アジアとさほど離れていないだろう。
あえて言うならば想像よりも道がヤバかった事か。舗装が甘くて道は凸凹で、めちゃくちゃ交通量の多いマニラでは道が汚れやすい。
車やトライシクルの排気ガスをモロに受ける。現地の人でさえ人によっては口と鼻にハンカチを当てていたり、立派なマスクをつけていたり。
あと屋台と言うべきか、道ばたにスタンドを置いて料理を出してる店が多い。かなり大きめのスーパー以外では鮮魚が全く売っていないので、バケツに入った魚を売っている漁師らしき人も居る。こういうところで何か買うのはまだ少しハードルが高い。

マカティに始まる経済特区では道はきちんと舗装されていて立派なビルが立ち並んでいるが、それでも車の量は異常なので空気は良くない。
どこの国にも中国人がいるのと同じで、だいたいどこの国にもチャイナタウンがある。が、マカティにはジャパンタウン的な所がある。
リトル東京と言い、その名の通り規模は小さめ。フィリピンでは手に入りにくい日本の食品を取り扱う店だったり、定食屋や居酒屋が並んでいる。ここ来たのはフィリピンに来てから初めてのVISA更新をした日の夕方で、日本企業の駐在員らしき人達が居酒屋の前で話していた。ここに来て初めて日本語を聞いた気がする。少し嬉しくなった。

日本の食品は手に入りにくいと言ったが、例えば醤油なんかはほとんどのスーパーで売っている。中国のブランドと、フィリピンのブランドの醤油が並ぶ片隅にキッコーマンの醤油が置いてある。1Lで日本円にすると350円ぐらい。ちょっと割高。
あと日清のインスタントラーメンはどこに行っても見かける。カップラーメンもあれば袋タイプのものもある。袋タイプは一食20円ぐらいで安いが、量は日本のよりも少なめ。フィリピンに来て割とすぐに買ったのだが味は美味しかった。

一応自炊しているので、日本食品店では味噌などを買った。カップラーメンの人気っぷりが異常。カゴいっぱいにペヤングを入れていた君、気持ちはわかる。

お店

あんまり回れてないから大したことは書けないけれど、まずはファストフードについて話してみる。

ここのファストフードはマックとフィリピン発祥のジョリビーというチェーンの2つ。
マックはどこに行ってもマック。どの国でも味は大きく変わらないが、日本と同じく独自メニューを展開している。と言ってもフィリピン発祥のジョリビーをほとんど真似したようなラインナップだ。
そんなジョリビーにはハンバーガー、チキン、そしてスパゲッティがある。マックも同じ。

チキンはグレイビーソースと呼ばれるソースに浸けて、ハンバーガーを包むのと同じ紙に包まれた白米と一緒に食べる。グレイビーソースは少し独特な味がするが、慣れれば美味しく感じる。好みは分かれるかもしれない。
なぜスパゲッティ?と思うかもしれないが私もよくわからない。フィリピンのトマトソースおよびミートソースは甘めの味付けで、給食に出てくるような感じのやつだ。甘いものは好きなので美味しく食べられる。このソースはスーパーでも買えるのだが、フィリピンスタイルのとは別に普通のトマトソースも売られている。
どうやら今マックでは日本キャンペーンでエビバーガーとテリヤキバーガーが期間限定で食べられるらしい。気になるのでそのうち食べてみたい。

他にはコンビニが日本と同じレベルで多い。フィリピンで幅を利かせているのはセブンとミニストップの2つ。ファミマも都心部だとたまに見かける。
惣菜系のバリエーションは乏しいがそれ以外は大体日本のコンビニと変わらないラインナップだ。雑誌とかそういう本は置いていないが、食料品、お菓子、飲み物、酒、生活用品や文房具なんかもある。レジ横ならぬレジの向かい側にはコーヒーメーカーと肉まんもあるしミスドのドーナツまである。少し割高なのも一緒だ。
あとセブンにはFamiポート的なやつが置いてあって、公共料金の支払いやSIMのLOADができてすごく便利だ。問題は稼働しているかどうかなのだが・・・とりあえず設置はされている。少なくとも近くのセブンにあるやつは動いている。

これはコンビニやファストフードに限らないのだが、フィリピンのお店にはほぼ必ずと言っていいほど入り口に警備員というかガードマンがいる。
だだ小規模のお店だとこのガードマンさんは、仕事が無さすぎてただのドアマンと化しているのが実態。自動ドアが設置されている店はほとんどないので、実質彼らが人力自動ドアだ。
スーパーやショッピングモールは入口と出口が明確に分けられている。スーパーの場合、外に出るには買った商品のレシートを見せなければ出してもらえない。

フィリピンは銃社会だ。そのため銀行にはショットガンを持った警備員が入り口にいたりと結構厳重。
ショッピングモールでも入り口で荷物チェックをさせられる。鞄の中身を開けて見せたり携帯型の金属探知機で調べられたりと厳重に見えるが、この警備員たちのやる気はゼロに近い。
いや君絶対カバンの中身見てないよね??というかそんな距離で金属探知機使って意味あんの?いやオッケー行っていいよじゃねえから。
起こそうと思えばテロを起こすことも容易い。

あとこの国はどこに行ってもめちゃくちゃ待たされる。自分にも甘いけど他人にも甘い国民性のこの国では、例えばレジで目の前の客がポイントカードの登録で何十分かけていても誰も咎めないし、別の店員が気を利かせて他の空いてるレジを動かしたりもしない。みんな当たり前の顔をして待っているので、私も待つことには少し慣れた。慣れない。

気候

日本の極寒の冬と春先に訪れるあの地獄のような花粉から逃れられるのはなかなかに素晴らしいもの。
花粉は本当に恐ろしい。どうして人間がスギのあれやこれやに巻き込まれなければならないのか。日本にあるスギは全て焼き払って根絶されるべきだ。

とはいえこっちの気候もそんなに快適じゃない。
フィリピンはいま絶賛ホットドライで、暑い。日本でもそこまで陽を浴びる生活ができていなかった私にこの日差しは少々キツイ、ああ目が焼けて痛い。髪も最近伸びてきてそのうちこの国で散髪することになりそうだし、日本に帰った頃には肌も焼け、髪型も合わさってフィリピンの人に見えたりするのだろうか。周りに驚かれそうだ。

ここの人たちは起きるのがかなり早い、というか国自体が24時間営業という感じで、真夜中でも平気で車のエンジン音が聞こえてくる。そして4時5時ぐらいになるともう人が動き始める、ここの人たちは一体いつ寝てんだ??
気候のせいですっかり夜型になってしまった私は大体この頃に寝て昼過ぎに起きる生活になっている。これはダメだ。

暑いとは言ってもそこまで湿度が高くないのは救いだが、この後には更に雨季が待っているのでまだまだ過ごしにくい時期は続きそう。

渋滞

フィリピンは慢性的な渋滞問題を抱えている。特にマニラの渋滞は酷い。
道路の舗装状況が悪く、凸凹の道を通るために車が減速すると、後続車両も全員速度を落とさなければならず、都市開発の構造的欠陥のせいで周辺地域の交通量が1〜2本の道路に集中しやすい。政府も対策しようとはしているみたいだがこの渋滞が解消されそうなのはまだまだ先の話になるらしい。
私が滞在しているこの部屋も目の前がまさにその交通量が集中している道路で、24時間絶え間なく車やトライシクルが通っている。
車線は少なく、舗装状態がかなり悪い道なので、車の流れは悪いし排気ガスで空気も悪い。他のところはもう少しマシだから、おそらくこの周辺が特殊なのだろう。

関係ないけどこの国の車は体感95%以上が日本車だ。圧倒的トヨタ率。トヨタ強い。その次に三菱とホンダを見かける。そしてごく稀に現代と起亜が走っている。なるほど。

携帯

日本ではほとんどの場合月額制のプランを契約するけど、この国ではプリペイドがほとんど。
空のSIMを入手し、iTunesカードに似たLOADカードを購入、専用のダイヤルにその番号を入れてチャージ、そしてSMSで専用の宛先にコマンドを送信するとチャージした残高から引かれてプランを購入することができる。これがややこしい。

最初に予約した民泊にはWi-Fiが付いておらず、次の部屋に移るまでネットは携帯のテザリングに頼るしかない。
初日に空港のスタンドで買った8GBは1週間ちょっとで使い切ってしまい、今は同じ999ペソで30日間使い放題()のプランを使っている。
使い放題といったが、1日800MBの制限がある。この制限を過ぎると、強制的に2G回線に切り替えられ、上下10KB/s固定で実質ネットができない状態になる。
今日まで使ってきた体感での速度は大体2~8Mbps周辺で落差が激しい。かと思えば深夜帯は20Mbps以上出ることもある。共有回線あるあるだ。

この前、数日前に買ったばかりのプランを解約するコマンドを間違えてSMSに送ってしまい、その場で残り25日以上もあった2000円のプランをドブに捨ててしまった。なぜ買ったものをわざわざ捨てるコマンドが存在するのか。決して安い買い物ではないのでこの損失は痛い。
次の部屋に行くまでの辛抱。もうしばらくはこのクソ回線と付き合うことになる。

お金、その他

フィリピン人はやはりおおらかな人が多い。気がする。でも悪く言えば大雑把。
店員は暇な時には携帯いじってるし、仲間とだべりながら商品陳列をするのももう当たり前だ。歌を歌いながら〜なんていう人も居て日本とは仕事感が違うんだなと思った。毎日がとても楽しそうだ。
でも大雑把がゆえにこちらは少々苦労することもある。例えばフィリピンの通貨であるペソにはセンチモという小数点以下の単位が存在する。だから商品も物によっては50.75ペソといったものもあって、少しだけ計算がややこしい。それは別にいいのだが、問題は支払い時のセンチモの扱い方だ。

例えばお会計が499.20ペソだったとする。センチモ硬貨の流通度は低く、その時小さなお金をあまり持っていなかった私は1000ペソ紙幣を出す。
大きな所以外で大きなお金を渡すのはお釣りの計算が面倒になるからと、あまり好ましく思われないらしいが仕方がない。
するとお釣りの量が店によって、さらには人によって異なるのだ。

ある所は500ペソ紙幣と25センチモ硬貨3枚。5センチモ足りないが、これだけ出てくればかなりいい方だ。きっと5センチモが無かったのだろう。
ある所は500ペソ紙幣となぜか10センチモと1センチモが1枚ずつ出てくる。なぜ?
センチモを少なからず返してくれればまだいい方だ。ある所は500ペソ紙幣しかくれなかったりもする。おい80センチモ返せ。
たかが0.8ペソと思うかもしれないが、日本円にすれば2円ぐらいになる。財布を開いて1円玉を2枚落としても拾わない、なんていう人はいないだろう。

あまりにセンチモ硬貨の流通度が低い為にほとんどの所では小数点以下は引き上げて計算される。そしてなぜかレシートではちゃんと80センチモ返したことになっていたり。貰ってねえよクソが。
私は何かを余分に買ってセンチモの単位を無くそうとする。が、なぜかいつも値札の価格が間違っていて、普通にセンチモが発生してしまう。なるほどこうして儲けてるのかこんちくしょうが。

物価は安いと言われる。まあ確かに物によっては安いかもしれないが、実際のところ普通の生活をしようとすると、食費に関しては大体日本と同じくらいになる感じがする。

フィリピンでは幼い頃から英語の授業があり、ほとんどの人が英語を話せる。
フィリピンの公用語はタガログ語。フィリピン人同士だとタガログ語で話しているみたいだが、看板/標識/案内/商品などほとんどすべての物が英語で書かれているので英語さえ話せれば苦労しない。
若干英語が通じない人もいるけれど、簡単な言葉に言い換えれば大体理解してもらえる。
培ってきた英語が初めて初めてここで生きている気がする。すごい。

ある日、部屋から出たところの共有スペースでおばあさんがベンチに座っていた。
「あなた、日本人?」と聞かれてそうだと言うと、日本が大好きなんだと言われた。
時間があったので少し話をしたのだが、フィリピンの人だと思い込んでいた彼女は実はアメリカ人で、日本の好きなものを熱弁された。
日本の車と精密機械は信頼性が高い、うちの夫はトヨタで私はホンダの車を持っている、養子に迎えた子供の父親が日本人だった、寿司とラーメンが大好きだ、ラーメンはチャーシュー麺が好きだ、日本に行ってみたい、皇族を一度見てみたい、などなど。
フィリピン滞在に関するアドバイスももらった。三月中旬には帰国するらしいけど、すごくいい人だった。
時間はあると思っていたが、彼女と話し終えてから実際は全くなかったのに気づいた。

フィリピンに来てわかったことが一つだけある。minoriの.phドメインはフィリピンのドメインだということ。

他にも書きたいことはあったけど今回はここまで。そのうちまた書くことが溜まったら記事にしてみる。