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ハリネズミ飼育とお金のこと+α

この度ハリを2匹お迎えしたので、忘備録のため、そしてハリを飼いたいという人のために費用等をまとめた。

飼育初期費用

生体

・ハリネズミ ソルトアンドペッパー メス 生後三ヶ月 20000円
・ハリネズミ パイド オス 生後三ヶ月 25000円

大型器具

・GEX マリーナ水槽 スリム 90cm 15800円
・ガラス蓋x2 2160円
・kotobuki プロスタイル900ロータイプ(水槽台)18800円
・みどり商会 ピタリ適温プラス3号 3556円
・みどり商会 暖突ロング 6496円

小型器具

・餌皿x2 1196
・小動物用隠れ家x2 2360円
・三晃商会 ハリネズミスロープトイレx2 2360円
・三晃商会 ドームサーバー(給水器)x2 2760円

その他備品等

・突っ張り棒x3 330円
・針金 110円
・ちりとり 110円
・壁紙リメイクシート 220円
・アルミ保温シート 110円

消耗品

・三晃商会 ハリネズミサンド1kg 1180円
・マルカン ハリネズミのコーンサンド5Lx3 4140円
・ナチュナルペットフーズ ハリネズミテイストプラス 608円

家にあって買わなくて済んだもの(勘定せず)

・アナログ温湿度計 110円
・温湿度計付きデジタル時計 1000円
・LEDストリップ 2000円
・wifiカメラ 3000円
・ミルワーム 200円
・ジャイアントミルワーム 800円

合計107296円


飼育費用例(単独飼育の場合)

・60cm浅型水槽
・床材
・暖突
・パネルヒーター
・餌皿
・水飲皿
・サーモやタイマー等ヒーターコントロール器具
・生体

通販利用すれば4万しない。
上記の例は「実物を見ながら商品選びをしたい」という点から、アホほど割高なホムセンで器具を揃えたためにこれほど高くなった。


継続費用

・エサ代 月3000円
・電気代(冬期24時間47W)月1000円


病気の際に必要なお金(平均的な治療費)

・注射類(抗生物質、利尿薬、栄養剤点滴等) 一本1000~2000円
・処方類(調剤費、薬処方費)2000円前後
・検査費(生検、糞尿等)1000円~

・麻酔費 10000円~
・子宮摘出、腫瘍切除等外科手術費 100000~150000円


ハリネズミ人気の闇

ペットショップもハリネズミ人気にあやかって入荷するところが増えてきた。
しかしながらハムスターと同様の扱いをしているようなショップもあれば、インブリーディングを繰り返した結果冗談のような状態のハリも当たり前に売られている。
ハリネズミ対応可能とした動物病院ですら院長が「ハリネズミ実物初めてみた」なんてこともしばしば。
処方されるのは抗生物質と耐性乳酸菌製剤でもなんでもない乳酸菌タブレット。
ネットの情報も当てにならず、エキゾチックアニマル専門の飼育書や海外の専門ブリーダーの情報のみが頼り。

ハリネズミ専用を謳うフードにはドライフルーツや乾燥野菜、申し訳程度のミルワーム。
針葉樹アレルギーの一点張りの飼育入門書。アレルギー対策で紹介されるコーンリター、くるみリターは幼いハリネズミを腸閉塞で殺す。

環境エンリッチメントバカのためのゼオライト砂は鼻炎肺炎気管支炎の原因。

ショップは売ることの専門家であって、育てる専門家ではない。
 

何も信じるな。


アドバイス

床材編

・近所で手に入りやすいという理由で猫砂を使わない(針葉樹使用だったり芳香剤入り、強烈な吸水性で生殖器に凝着して排尿困難になるなんてザラ)
・ペーパーペレットリターは「吸水後に乾燥すると微細粉末になる」ということをよく理解して導入するべき
・尿が保温器具で加温されてケージ内(特に水槽飼育の場合)に充満すると容易に呼吸器障害を起こす
・個人的に薄手のペットシーツを毎日交換するのをおすすめする(個体差あり。穴掘り名人は張替え数時間でずたずたに引き裂き、ポリマー誤飲の可能性もある)

生体編

・よく健康状態をチェックしてから買う、なんていわれているが、選り好みできるほどショップが多い地域の人のほうが少ない。でも以下の点には気をつけるべき
・いがぐり状態を数十分続ける個体は一生なつかないかもしれない
・歩く姿、逃げる姿、飯を食う姿で特に後ろ脚が貧弱な個体は先天性疾患の可能性大
・健康なハリは人間の姿を見ると四つ足で縦横無尽に隠れ場を探して走り回る。(人馴れしている場合はその限りではない)
・十円ハゲ売ってるようなショップには二度と立ち入らないこと
・アルビノ個体は基本病弱とされる。覚悟して買うこと。

ケージ編

・ヨツユビハリネズミは冬眠しないしむしろ夏眠する。暖房器具も勿論のこと、冷房器具が非常に重要。冬はヒーターにサーモ。夏場は日陰でアクアリウム用ミニファンなんかを遠巻きに当てると良い。
・ケージ内に温度差を作ること。ケージ全域が満遍なく強く加温されるとハリには逃げ場がなく死ぬ
・水槽には「ロータイプ」や「カメ用」「らんちゅう用」といった、高さの無いハリに向いた水槽が売られている。寒冷地ではケージより水槽かも(通気を工夫する必要あり)
・材質にさえ気をつければホムセンでケージ自作も十分可能(例えば底面パネコート、他広葉樹材とアクリル板。または衣装ケースくりぬいて通気用金網等)

餌編

・ハリはセルロースを消化できない。ドライフルーツなどは嗜好性こそ高いが歯肉炎の原因になりやすく、またそれを配合したフードはおすすめしない
・ミルワームはカルシウム:リンの比率が悪くくる病になりやすいなどと言われているが、くる病よりも高脂肪が危険。インスタなぞにアップされてるパンパンのハリもかわいいが、たいてい内臓疾患で死ぬ
・飲水に添加する小動物用マルチビタミン剤などはふらつき症候群などの有用な予防になると言われているのでおすすめ

器具編

・暖突という遠赤外線ヒーターが爬虫類等小動物の保温で定番となっている。ちょっとお高いが、加温効果は保証する。ホムセンで売っているようなプラのリバーシブルヒーターに3000円出すよりなら暖突
・水槽で飼育するとガラスが冷たいので、下にパネルヒーター(ピタリ適温等)を敷くとなおいい感じ。ただし水槽底面の異物などでヒーターが断線するようなことがあれば容易に超加熱を起こす。使用は安全に
・大きな餌皿、水飲皿はハリの誤嚥を引き起こす(前足つま先立ちで下向きながら、のような姿勢)適切な大きさを
・水飲皿に床材が入らないように配慮を(誤嚥防止のため)

病気編

・ハリに限らず、目視で確認できる症状が出る頃には末期のことが多い
・例えばハリ十円ハゲなんかは相当重度なアレルギーやダニの皮膚炎、超加温のやけどなどのケース有り
・口呼吸が見られたらすぐ動物病院へ。歯肉炎で頭部全体膿んで鼻道狭窄しているケースや、気管支炎通り過ぎて肺炎のケース有り
・ちんちんまんまんに床材がついていたら優しく割り箸やピンセットで取ること。体全体が浸らない程度にぬるま湯で溶かすのも最悪アリ。雑にやるとちん皮が裂ける
・シモの異常は死の危険大。血尿、緑の便なんかは膵炎、腸炎の末期のケース有り
・手足を投げ出してぐったりは体温異常。低体温で死にかけてるか、あつすぎて体を冷やしてるか、バカみたいにリラックスしてるか
・下腹部異常肥大を見逃さないこと。まるでたぬきの金玉のようにぼてっと下腹部が膨れ上がるのは腸閉塞の典型症状。なお腸閉塞を起こすと48時間以内にガスが溜まって死ぬケースがほとんど
・自分の爪で目を傷つけることでまれに失明することもあるが、もともと視力は良くなく、耳と鼻を頼って生きているのでそこまで人生絶望的というわけでもない。ただし眼球突出は感染症、炎症の可能性大
・ハリネズミは犬猫と違って吠えたり鳴いたりもしない。異常は飼い主しか察知できない事を毎日思い出すこと
・明るいと顔を見せないからわからないというのは言い訳。夜行性ということを把握して買ったはず。必ず健康状態を毎日チェックしろ

 
よいハリハリライフを。